70代の男性
首のところにしこりがあり、精査の結果、肺がんのリンパ節転移、ステージIVと診断されました。
肺がんの場合、EGFR遺伝子変異があると、イレッサやタルセバ、ジオトリフ、タグリッソといった分子標的薬が使え、よく効くことがわかっています。ただし、効果がずっと続くわけではなく、イレッサやタルセバで12ヶ月、タグリッソで18ヶ月くらいと報告されています。
この方にもEGFR遺伝子変異がありましたが、その当時はイレッサとタルセバしかなく、イレッサで治療がはじまりました。
副作用が心配で、イレッサを週に4回から開始。治療開始後、CT検査で首のしこりも含め、肺がんが縮小。その後も落ち着いていることが確認され、イレッサは週に2回まで減っています。
☆執筆時点で、イレッサを開始後5年以上が経過し、落ち着いています。
この方が他に主に取り組んだことは、アルカリ化食(Alkaline diet)でした。尿のpHは平均して7以上となっています。
ファイル1 肺がん ステージIV
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執筆者:Dr. Hamaguchi