がんサバイバー 膵臓がん

ファイル4 膵臓がん 手術後の再発(腹膜播種、腹水)

投稿日:2019年8月9日 更新日:

70代の男性。

膵臓がんで手術が行われました(ステージIII)。手術後にはジェムザールという点滴の抗がん剤が行われましたが、およそ1年半後に再発が認められました。腹膜播種と言って腹膜にがん細胞が散らばり、腹水がたまった状態であったため歩くのが難しく、車椅子を使う必要がありました。TS-1という飲み薬の抗がん剤が投与されましたが、改善せず、腫瘍マーカーも上昇していました。

しかし、食事を根本的に見直し、通常は減らすと効かなくなると言われているTS-1が3/4程度に減量されました。副作用できついと考えられたからです。その後、腹水は減り、半年ほどして腫瘍マーカーも減少していきました。

膵臓がんが手術した後に再発した場合、改善する見込みは非常に小さくなります。しかし、この方は、奇跡的に改善したケースです。数年以上、TS-1の治療が継続され、再び腹水がたまることはなく、日常生活に制限なく過ごされています。

☆執筆時点で再発後10年以上が経過していますが、再発の兆候なく過ごされています。

この方は、もともと肉食が好きでワインもよく飲んでいました。糖尿病や肝炎もありました。そのため、食事を抜本的に見直し、野菜や果物を中心として、未加工の植物性食品を中心とした食事に切り替えました。玄米菜食の食事である甲田療法に準じた食事を行なっていました。
(甲田療法は、一種の飢餓療法で非常に厳しいものです。栄養を制限することでがんの進行をふせぎ、がん細胞のアポトーシスを招くことを期待するものです。)

また、抗炎症作用を期待した梅製剤のサプリメントや紅豆杉というサプリメントも服用しました。免疫向上を期待して丸山ワクチンも行なっていました。







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Dr. Hamaguchi(医師、医学博士)

  • 日本内科学会総合内科専門医
  • 日本呼吸器学会呼吸器専門医
  • 日本がん治療認定医機構がん治療認定医
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  • がんの炎症・代謝を考慮したがん治療やがんに関する情報についての発信をしています。

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