栄養や食事と健康について、活発な情報発信を行なっているマイケル・グレガー先生の著書です。この本の素晴らしいところは、食事と病気の関係について根拠となる科学論文を多数引用し、著者の個人的な主張ではなく、客観的データから説明していることです。
野菜・果物を中心とした植物性食品が重要
がんだけでなく、心臓病や脳卒中、糖尿病、高血圧などといった生活習慣病と食事の関係について、詳しく述べられています。この本で繰り返し説明されているのは、野菜・果物を中心とした植物性食品がいかに健康にとって大切かということです。
病気別編では、病気ごとの食事との関係について焦点があてられています。一方、食材別編では、各食材について栄養の面で優れていることや食べ方についてまで説明されています。

食事のせいで、死なないために[病気別編]―もっとも危ない15の死因からあなたを守る、最強の栄養学(マイケル・グレガー著、ジーン・ストーン著、神崎朗子(翻訳)、NHK出版 2017年)
https://www.amazon.co.jp/dp/4140817208/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_MXJVEbY9VFTD7

食事のせいで、死なないために[食材別編]―スーパーフードと最新科学であなたを守る、最強の栄養学(マイケル・グレガー著、ジーン・ストーン著、神崎朗子(翻訳)、NHK出版 2017年)
https://www.amazon.co.jp/dp/4140817216/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_t0JVEb4749WRP